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国産ドライいちじくのメリットを解説!外国産との違いは?

2024.09.23
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国内で出回っているドライいちじくのほとんどは輸入品であり、トルコ産やイラン産などの外国産が中心です。


国産のドライいちじくも少しずつ増えていますが、まだまだ少ない現状です。

日本のいちじくを使って製造したドライいちじくは、虫の混入を心配せず食べられる点が特徴です。

さらに生産者の方のこだわりが光っています。


この記事では、国産ドライいちじくのメリットと、外国産との違い、国産ドライいちじくの品種の特徴について解説します。


ドライいちじくの健康効果

いちじくは、「不老不死の果物」と呼ばれるほどさまざまな栄養素が含まれています。

そんないちじくを乾燥したドライいちじくはスーパーフードとして知られ、その栄養価の高さが魅力です。

 

いちじくは食物繊維が豊富で便秘解消に役立つほか、ビタミン・ミネラルも多く含まれています。

 

特に、集中力やメンタルに関わる鉄や、血圧の調整をサポートするカリウムが豊富です。

 

ほかにも、エストロゲンの代謝に関わるビタミンB6が豊富であり、女性にも人気です。

 

生のいちじくを乾燥させたドライいちじくは栄養素がギュッと詰まっており、美容や健康を心がける方におすすめです。


ドライいちじくの健康効果については、こちらの記事で詳しく解説しています。

 

ドライいちじく(ドライフィグ)の栄養は?女性に嬉しい健康効果を解説


国産ドライいちじくのメリットは?

日本のいちじくを使い、日本で加工した国産ドライいちじくのメリットを解説します。 

 

虫が入っていない

国産ドライいちじくの大きなメリットとして、虫が入らないことが挙げられます。 

 

外国のいちじくの木は雄株と雌株があり、「イチジクコバチ」と呼ばれるハチによって受粉され実がつきます。

そのため、まれに虫が入る場合があるようです。

外国産いちじくは丸ごと干したいちじくが多く、果実の内に入った虫は物理的に取り除けないため、虫が入るのは仕方がないといえるでしょう。

 

日本には「イチジクコバチ」自体がいないため、ハチや受粉を必要としない品種が栽培されています。

そのため、国産のドライいちじくは、虫の心配なく食べることができます。

 

参考: 広島大学デジタルミュージアム

JAグループ福岡

 

生産のこだわり

国産のドライいちじくは、まだ日本でも希少な存在であり、生産者のこだわりが詰まった特別な商品です。
 

 

市場に出回る量は少ないですが、その分、品質に対する強いこだわりがあります。

無添加・無漂白で、砂糖やシロップを使わずに自然の甘さを生かして乾燥させたものが多く、いちじく本来の風味をしっかりと楽しめます。

 

さらに、使用するいちじくの品種も厳選されており、砂糖を加えなくても十分な甘味を感じられるのが特徴です。

こうしたこだわりが、国産ドライいちじくの魅力を引き立てています。

 

外国産ドライいちじくとの違い

外国産のドライいちじくと国産のドライいちじくは、品種や乾燥の方法が異なります。それぞれの違いをみていきましょう。

 

品種

外国産いちじくと国産いちじくは、いちじくの品種が異なります。 

 

外国産のいちじくは、先ほどお伝えした通り受粉によって実がなります。

品種は皮が黄緑色の「白いちじく」がメインです。

 

原産国はトルコとイランが多く、トルコ産のいちじくは大ぶりのものが中心であり、イラン産は小粒のいちじくが多くなっています。
 

国産いちじくは、桝井ドーフィンやとよみつひめなど皮が赤い「赤いちじく」が中心です。

甘味のバランスが丁度良く、生で食べても美味しいいちじくを贅沢に使い、ドライいちじくに加工しています。

実の断面が綺麗な赤色で、見栄えが良いのも特徴です。

 

栄養価は白いちじく・赤いちじくともに変わらないといわれていますが、赤いちじくの皮にはポリフェノールの一種である「アントシアニン」が豊富です。

アントシアニンは、抗酸化作用に優れており、美容や健康への効果が注目されています。

 

 

乾燥方法

外国産のいちじくは、カットせず丸ごと乾燥させたものが中心です

中には、「樹上乾燥」と呼ばれる、枝につけたまま天日干しして乾燥させたものがあります。

 

一方、国産いちじくは、カットした状態で機械によって乾燥させたものが中心です。

そのため品質が揃いやすく、同じ食感で美味しさが安定しています。


 

国産のドライいちじくが少ない理由

国産のドライいちじくが少ない理由として、いちじくの品種が挙げられます。国産いちじくの約9割を占める「柳井ドーフィン」は他の品種より水分が多くなっています。

 

そのため、外国産のように自然乾燥が難しく、ドライいちじくには不向きとされていました。

 

さらに、日本は湿度が高く自然乾燥に適した環境を作るのが難しいなど、乾燥における難しさもあります。
 

 

このように、外国産のいちじくと比べて条件が悪い中、生産者の方のこだわりによって国産のドライいちじくが作られています。


 

参考:地方独立行政法人 大阪府立環境農林水産総合研究所

 

国産ドライいちじくの品種

日本では200種以上のいちじくの品種があるといわれています。

 

その中でも、ドライいちじくに加工されている品種として「ドーフィン」と「ホワイトゼノア」を紹介します。

ドーフィン(ドルフィン)は国産いちじくの定番品種であり、国内のいちじくの約9割を占める「日本で1番植えられている」いちじくです。

大ぶりで上品な甘さとほのかな酸味が特徴です。


 

ホワイトゼノアは皮が白いいちじくです。

果肉がしっかりしているので加工向けであり、豊かな香りがします。

 

希少品種のいちじく「とよみつひめ」とは?

オルココで販売しているドライいちじくは、福岡県のオリジナル品種「とよみつひめ」を使用しています。


とよみつひめは、2006年に品種登録がされた比較的新しい品種です。

平均糖度は18度以上と強い甘さが特徴であり、桃やメロンを思わせるほどです。

さらに、とろりとなめらかな舌触りの果肉で、口いっぱいに甘さが広がります。

果肉は赤と白のコントラストが美しく、見た目も楽しめるいちじくです。

 


そんなとよみつひめは、契約を結んだ福岡県内の生産者・団体のみが栽培できる希少な品種です。

また、実が柔らかくデリケートなため全国の流通は限られています。

オルココでは、とよみつひめを全国の方に味わっていただけるように、ドライいちじくにしてお届けしています。

 

参考: 農林水産・食品産業技術振興協会

JA全農

まとめ

 

国産のドライフルーツのメリットと外国産との違いについてご紹介しました。

国産ドライいちじくなら虫の心配がなく安心して食べられます

また、外国産のいちじくと品種や乾燥方法が異なるので、新しい発見があるかもしれません。

 


福岡のブランドいちじく「とよみつひめ」を使ったオルココのドライいちじくは、農薬・化学肥料不使用で皮ごと召し上がれます。

とよみつひめの良さを活かしたセミドライで、プチっとした種の食感と、とろりとした上品な甘さをお楽しみいただけます。

もちろん砂糖や甘味料不使用です。

とよみつひめそのものの美味しさを感じてくださいね。

 

 

日本のいちじくを贅沢に使ったドライいちじくをぜひご賞味ください。

 

>>オルココのドライいちじくはこちら

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