ドライフルーツのこと、健康のこと、間食のこと…
みなさんにお役立ちできる情報をお届けしていまいります!
今回のテーマは「ドライフルーツって身体に悪いの?」
ヘルシーなおやつの代表例として取り上げられるドライフルーツ。一方で、「意外とヘルシーじゃない」「身体に悪い」と言われることも…。
結局健康にいいのか、それとも悪いのか…解説していきます!
ドライフルーツって健康に悪いの?
ドライフルーツが一概に健康に悪いわけではありません。
なぜなら、ドライフルーツには食物繊維やビタミンなど普段の食事で不足しがちな栄養素が豊富に含まれているため。
例えば、allcocoの『みかんチップス』なら60gあたり食物繊維が10.98g!1日に必要な食物繊維の1/2量に相当します。
砂糖や脂質を使っていないので、糖質や脂質が多いお菓子を選ぶより断然健康的といえますよね。
SNSやネットで「ドライフルーツは良くない!」と見かけますが、よくよく見てみると「砂糖が多い」「添加物が多い」などなど…
ドライフルーツはそもそも果物を乾燥させたものなので、ドライフルーツ自体に非があるわけではなく、選び方や食べ方に注意する必要があるのです。
砂糖や油が多いドライフルーツも
健康目的として食べる場合、ドライフルーツの選び方にはちょっと注意が必要です。
なぜなら、おいしさや保存の観点からに砂糖や油を使っているドライフルーツもあるためです。
ドライフルーツはそもそも保存食のため、長期保存や甘味をしっかりとつける目的として砂糖やシロップを足しているものがあります。
果糖と呼ばれる果物に含まれる糖は血糖値を上げにくいですが、砂糖は血糖値を急に上げてしまうことも。血糖値が急に上がると、身体は一気に下げようとするため、反動で眠くなったり、急激にお腹が空いてしまったりします。
ほかにも気をつけたいのは、加工の段階で使う油です。ドライフルーツ同士がくっつかないようにしたり、乾燥を防いだりするために油でコーティングしているドライフルーツもありますが、時間が経った油が酸化していることもあります。
ヘルシーなイメージが強いドライフルーツですが、砂糖や油が多いものを選ぶと、甘いお菓子やスナック菓子を食べるのとあまり変わらないといえます。
要注意ポイントは添加物
そして、ドライフルーツ選びで特に注意したいものが添加物です。
ドライフルーツを色鮮やかに見せるために、漂白剤や着色料が使われている場合があります。ドライフルーツの酸化を防いで保存性を高めるための酸化防止剤や保存を高める保存料が使われていることも…。
見た目や保存性を高めるための添加ですが、健康のために食べるなら漂白剤や酸化防止剤不使用のものを選ぶといいですね。
砂糖や添加物不使用ならいくら食べてもいいの!?
砂糖や添加物を使っていないドライフルーツでも、食べ過ぎはNGです。
生の果物を乾燥しているので、美味しさもカロリーも糖質もギュッと凝縮されています。
ちなみに、「果物よりもドライフルーツの方がカロリーや糖質が多い」と言われていますが、ドライフルーツにすることでカロリーが増えるわけではありません。乾燥によって果物に含まれる水分が減るので、同じ重量で比較すると当然ながらドライフルーツの方がカロリーや糖質が多くなります。
ドライフルーツにすると生の果物よりも水分が少なくなるので、ついたくさん食べてしまいますよね。そのため、砂糖や添加物不使用のドライフルーツであっても食べ過ぎはカロリーや糖質オーバーになるので注意しましょう。
身体に必要な栄養素でも食べすぎはNG
カロリーや糖質以外にも、食べ過ぎると身体に負担がかかる場合があります。
例えば、不溶性の食物繊維は、食べ過ぎると消化に負担がかかることもあります。
「腸活のために食物繊維!」とドライフルーツを食べ過ぎてしまうと、かえって胃腸のトラブルが発生することもあります。ドライフルーツの食べ過ぎで健康になるどころか悪影響を及ぼすのは避けたいですよね。
健康的に間食するなら適量を遵守!
今回はドライフルーツと健康について解説しました。
ドライフルーツは、食物繊維など不足しがちな栄養素が補える一方で、食べ過ぎるとカロリーや糖質オーバーになりますので、食べ過ぎに気をつけましょう。
また、砂糖や添加物が気になる時は、パッケージ裏をチェックするといいですね。ネットで購入するときも原材料を確認してみましょう。
健康的なイメージが強いドライフルーツですが、選び方や食べ方を勘違いしていると、かえってマイナスになってしまいます。
ドライフルーツの原材料を意識し、適量を守って食べるようにしましょう!