enjoy allcoco

いつ生まれた?ドライフルーツの歴史を知ろう

2025.04.14
enjoy allcoco
いつ生まれた?ドライフルーツの歴史を知ろう

ドライフルーツはいつごろ生まれた食べ物なのかご存知でしょうか?

昔からの伝統的な食べ物の保存方法として「乾燥」という手段はあったため、ドライフルーツも昔からあっただろうと予想できるかもしれませんが、ドライフルーツの歴史はおそらく多くの人々の想像以上であろう「紀元前」から始まります。

本記事ではドライフルーツがいつ頃生まれた食べ物なのか、また日本ではいつ頃から食べられるようになったのかなどドライフルーツの歴史について解説します。

ドライフルーツの歴史は紀元前6000年からはじまる

ドライフルーツの歴史年表イメージ

ドライフルーツのはじまりは紀元前6000年(日本の縄文時代にあたる時期)まで遡ります。この頃にはすでにコーカサス地方(黒海とカスピ海の間にある地域)ではブドウなど、イラク・エジプト周辺ではデーツなどの果物が栽培されていました。

冷蔵の技術などがないため、数日程度で悪くなってしまう貴重な果物をいかにして長持ちさせるかということを考え、様々な工夫の結果として生まれたのが果物を乾燥させるという方法、つまりドライフルーツでした。

これは、自然に乾燥していた果物を偶然発見したことがきっかけとなったといわれています。果物の栽培が盛んだった地中海や中東付近は非常に乾燥している気候であるため果物も自然乾燥しやすい気候だったことが要因であると推測されています。

乾燥してみると、保存性が高くなっただけでなく甘みが凝縮されてより美味しくなることに気づいた人々は採れた果物を乾燥するようになります。ここからドライフルーツの歴史が始まりました。

古代ではドライフルーツは「お金」でもあった

古代ドライフルーツの交易イメージ

ドライフルーツの代表格といえるレーズン。ぶどうの栽培は上記の通り紀元前6000年からはじまっていたため、ぶどうを乾燥させて作るレーズンも紀元前に既に形になっており、交易などで各地に広がっていきました。

食用のみならず薬用としても重宝されていたレーズンは非常に人気となったことで価値が高騰し、物々交換などお金のように使用されるほどでした。

古代ローマではレーズンで物々交換をしていたという歴史も残っており、壺2杯のレーズンで男性の子どもの奴隷1人と交換ができたそうです。

日本におけるドライフルーツの歴史

古代のドライフルーツの交易例

日本にドライフルーツの文化が生まれたのかという点については諸説ありますが、奈良〜平安時代ごろから広がったというのが有力なようです。

あまりドライフルーツというイメージと結びつきませんが、日本の伝統的なドライフルーツといえば「干し柿」と「梅干し」です。

日本の歴史に初めて干し柿が登場したのが平安時代になります。平安中期の法典『延喜式』にて、祭礼用のお菓子として干し柿が登場しました。この時期には各地で栽培した柿を干し柿にして食べるようになっていたようです。

梅干しについては、起源は古代中国です。中国では紀元前から梅が栽培されており、紀元前3000年頃には梅を塩漬けにして保存食にしていたそうです。その後、奈良時代ごろに中国から日本へ梅干しの文化が持ち込まれました。平安時代の中頃には初めて書物に梅干しが登場しています。

ドライフルーツ作りが広がっている地域は基本的には乾燥地帯でした。対して日本は湿度が高いため、水分の多い果物を乾燥させるには不向きな環境でした。そのため、日本では柿や梅など水分量が比較的少ない果物で乾燥が行われるようになったと考えられます。

日本におけるドライフルーツの歴史

沢山のドライフルーツ

食べ物を乾燥させて保存性を高めることは、古代から現在までずっと続く生活の知恵です。

古代の人々がなんとかして果物を長持ちさせようと知恵を絞った結果生まれたドライフルーツが今も私たちの口を楽しませてくれているのです。そう考えるとドライフルーツも特別なものに感じますね。

時代は進み、ドライフルーツは伝統的な方法でも機械を用いた方法でも作られるようになり種類も生産効率も進歩しました。気候的にドライに不向きな日本でも機械乾燥などの技術で質の高いドライフルーツ作りが可能です。やはり海外と比較すると生産量は少ないですが、種類については多様なものが生まれています。

はるか昔に「いかに果物を長持ちさせられるか」から始まったドライフルーツは「いかに高品質、美味しい、こだわりのドライフルーツを作れるか」という面で現在も進化を続けています。

オルココで販売しているドライフルーツも国産のフルーツを使用し砂糖不使用・無添加にこだわって作ったものです。人気商品のみかんチップスやドライりんごもパリッとした食感を求めてギリギリまで乾燥させるフルドライ製法にこだわりました。古代から続いてきた歴史にも思いを馳せつつ、今のドライフルーツを楽しんでみましょう。

【砂糖不使用・ノンオイル】まるごと輪切り 新みかんチップス
【砂糖不使用・ノンオイル】『しっとり感じる幸せりんご』そのまんまドライりんご

商品一覧はこちらから!

ブログに戻る